Columnコラム

D_collaboration

デザイナー

Suno&Morrison

Yukino Saito
齋藤由清乃

「作り手が実際に使ってみて、気持ちよいと感じた素材」でものづくりをしている、「Suno&Morrison(スノアンドモリソン)」。国内外の染色技術を用いた、ユニセックスなデザインが特徴。福岡発のブランドです。
オーガニックコットンのガラ紡*1、インドのカディ*2などを用いて、肌ざわりにこだわり、心地よく日常生活に溶け込むテキスタイルプロダクトを数多く制作しています。
その製品群は、百貨店、オンラインストア、海外セレクトショップなど、国内外様々なショップにて展開されています。
*1 ガラ紡:手紡ぎに近い風合いの良い糸
*2 カディ:伝統的な手紡ぎ、手織りの布

suno-morrison.com
instagram.com/sunoandmorrison


手仕事からうまれる
道具たち

D:齋藤さんがものづくりをする中で大切にされていることを教えてください。

S:まずは、素材の気持ちよさ·心地よさが一番。
デザインの上では、「大胆と繊細」「素朴と洗練」のような、
相反する要素から生まれる緊張感や、面白い素材感、
色合いの潔さのようなものを一貫して大切にしてきました。
普遍的で、決して強くは主張しないけれど、
出会った時にどこか新鮮な印象を与えられるような、
そんなものづくりをしたいです。


母親として。
作り手として。

D:2人のお子さんがいることで、作品に変化はありましたか?

S:妊娠を期に、ガラ紡やカディがベビーや子供にも、
最適な素材だということに気がつき、
スタイやベスト、マスコットなど、
少しずつアイテムが増えていきました。
お子様がいらっしゃるお客様からもご好評いただき、
共感していただけるので、とても嬉しいです。


自然の色と形を
一枚の布に

D:今回作成していただいたパターンについてお聞かせください。

S:Suno&Morrisonの定番柄を元に、
アレンジや手書きのドローイングを重ねて決定しました。
どちらの柄も、生活の中にすっと馴染むこと、
しかし、ありきたりではなく、どこか個性やパンチを感じてもらえること。そんなことを大事にしてデザインしています。
元々は、ベビー用ではなく、
ホームテキスタイル製品に使用されている柄です。
それをあえてベビー用品に落とし込むことで、新鮮さがあり、
大人にも喜んで頂けるデザインになったと思います。
柄の手書き感や、ブルー系の色合いにもこだわりました。

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